Le style, c'est l'homme même... (Buffon, Georges Louis Leclerc)
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コンサートなどの詳細につきましては、各ブログ記事をご覧下さい。
これまでの公演⇒ 2007年上半期 | 2007年下半期 | 2008年上半期 | 2008年下半期

●2008年8月30日(土) 18h30 @東京/文京シビックホール・小ホール
  及川音楽事務所 第37回フレッシュ・ガラ・コンサート
●2008年9月13日(土) 18h30 @札幌/札幌コンサートホールKitara・小ホール
  赤松林太郎ピアノリサイタル2008 [click]
●2008年9月23日(火) 13h00 @一関/一関文化センター・大ホール
  平成20年度一関文化センター自主事業 大ホール舞台開放「スタインウェイにふれてみよう」 赤松林太郎ピアノ公開レッスン&講師コンサート [click]
●2008年10月4日(土) 18h30 @いわき/ART SPACE ELICONA
  赤松林太郎ピアノリサイタル [click]
●2008年10月5日(日) 15h00 @いわき/ART SPACE ELICONA
  赤松林太郎ピアノリサイタル [click]
●2008年10月25日(土) @千歳/千歳市立北陽小学校・多目的ホール
  北陽小PTA「土曜日の楽校」 赤松林太郎ピアノリサイタル
●2008年10月31日(金) 19h30 @七尾/Café MORITAT
  赤松林太郎 カフェdeクラシックvol.3 〜おしゃべりハローウィン〜 [click]
●2008年11月1日(土) @七尾/サンビーム日和ヶ丘・多目的ホール
●2008年11月2日(日) 14h00 @小矢部/松岡病院・エントランスホール
  第15回赤松林太郎ピアノリサイタルin松岡病院 [click]
●2008年11月15日(土) 18h00+19h00 @京都/知恩院・御影堂(国宝)
  知恩院ライトアップ2008 赤松林太郎クラシックピアノコンサート [click]
●2008年11月21日(金) 19h00 @東京/スタインウェイサロン東京・松尾ホール
  赤松林太郎ピアノプロジェクト 〜リスト編曲による衝撃の「第九」からワーグナーまで〜 [click]
●2008年11月30日(日) @三田/三田市総合文化センター郷の音ホール・小ホール
  第9回ヤマハヤングピア二ストコンサート(三田・北神地区大会) [click]
●2008年12月9日(火) 19h30 @札幌/宮越屋珈琲 ザカフェ店
  AKAMATSU RINTARO PRIVATE CONCERT [click]
●2008年12月20日(土) @西脇/西脇市立音楽ホール・アピカホール
●2008年12月27日(土) @東京/わたなべ音楽堂ベルネザール
●2009年1月11日(日) 14h00 @神戸/神戸芸術センター・シューマンホール
●2009年1月23日(金) @神戸/
  神戸甲南会 新春会
●2009年2月15日(日) 14h30 @一関/一関文化センター・大ホール
  第22回一関バッハ・フェスティバル
●2009年3月20日(金) @千歳/千歳市民文化センター・中ホール
●2009年4月1日(水) @東京/すみだトリフォニーホール・小ホール
  赤松林太郎ピアノリサイタル
●2009年5月17日(日) @釧路/@釧路市民文化会館・小ホール
●2009年7月19日(日) 14h00 @小野/小野市うるおい交流館・エクラホール(予定)
  赤松林太郎ピアノリサイタル

OLP_logo
赤松林太郎オフィシャルサイトは只今工事中です。

27/8/2008: 晴れ(東京)

rintaro_1983 期せずして三十路をJR中央線の中で迎えた昨夜。狙っていたかのように、0時とほぼ同時に多くの携帯メールを受信した。「年に1度くらいは思い出してくれたのね」と嫌味の返事をする。めでたいことでもないのに贈り物もたくさん届き、ありがたいやら申し訳ないやらで、メールでただ「ありがとう」と返事するのも憚られるほど。

 更生して修行僧のように禁欲的な三十路を心がけるか、しかしそうしたら友の多くを失うだろうなと思いながら、自分の身の振り方を考える朝。とりあえず、ダンボールに空瓶を積んでゴミステーションに出してきた。今日は久しぶりに晴れて嬉しい。両親に感謝。

 さて、この懐かしい写真は1983年のもの(5歳になる直前)で、神戸市民芸術祭でクラシック部門副賞をいただいた時の想い出。サンテレビでもインタビューや演奏の模様が放送されたのだが、この時は神戸文化ホール・大ホールでカバレフスキーのソナチネを弾いた。
 幼少の頃は故・芥川也寸志先生にずいぶん可愛がっていただいていたので、当時の私には「遊んでくれるおじさん」という認識しかなかったのだが、両親が所属していた交響楽団でマーラーの交響曲を指揮された時の感動は、未だに微かな温度として残っている。あるいは私のルーツがここにあるのではないかと、この写真を見るたびに思う今日この頃である。


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 フランツ・リストという人物を見る時、百花繚乱の時代を映した鏡であったように思われます。リストが編曲したベートーヴェンからワーグナーに至る、ほぼロマン派全期の作曲家たちの作品をとおして、リストの果たした役割や影響力を検証します。多彩な活動で定評のある指揮者・木村康人さんをナビゲーターにお招きして、対談形式で進めるコンサート・プロジェクトです。
 9月1日より電話先行予約開始、9月8日よりプレイガイドでの一般発売開始となっています。座席が80席限定となっておりますので、早めのご予約・ご購入を心よりお願い申し上げます。


♪9月1日電話先行予約開始、9月8日一般発売開始
赤松林太郎ピアノプロジェクト機船螢好畔垓覆砲茲訃弖發痢崑莇紂廚らワーグナーまで

  会場: スタインウェイサロン東京 松尾ホール [MAP]
  日時: 2008年11月21日(金) 開演19時
  料金: 前売¥3,500- 当日¥4,000-
  主催: Office La PARADE
  後援: 駐日ハンガリー共和国大使館(予定)、日本音楽表現学会、チェンバー・フィルハーモニック東京
  問合せ: Office La PARADE(TEL 090-1380-0142)
  チケット取扱い: 東京文化センターチケットセンター(TEL 03-5815-5452)、Office La PARADEチケット予約専用(TEL 090-1380-0142 Email officelaparade@aol.com)

―Program―
  ワーグナー(タウジッヒ編曲): ジークムントの愛の歌 recording 2/2/2008神戸LIVE
  ワーグナー(リスト編曲): イゾルデの愛の死 recording 8/12/2007フラスカーティLIVE
  リスト: ノルマの回想

  シューマン(リスト編曲): 歌曲集「ミルテの花」op.25〜「献呈」
  シューベルト(リスト編曲): 歌曲集「白鳥の歌」D.957〜「愛の便り」 recording 16/2/2005岩舟LIVE
  ベートーヴェン(リスト編曲):交響曲No.9 op.125「第九」〜第4楽章 recording 29/4/2008小野LIVE

25/8/2008: くもり時々雨(東京)

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 最近知り合ったアーティストで、ギター奏者の西村正秀氏がいる。彼は間違いなく「本物」の一人だと確信している。私が彼を知ったのは今年4月下旬、「WINDS CAFE 136 エポカ・デ・オロ〜スペイン音楽黄金時代〜」と題された下北沢でのコンサートの席だったが、それは今までに通ったギターのコンサートの中でも明らかに特別のものだった。後に主催者の懇意でコンサートを録音したものが届けられたのだが、日を改めて聴いてもコンサートの時と同じ箇所で深いため息が出たので、私の中では真実なのだと思う。
 それはプログラム半ば、ファリャ『ドビュッシーの墓への賛歌』において、ドビュッシーをオマージュして『版画』の第2曲が現れるところだった。ファリャがこの『グラナダの夕べ』に対して、「想像を喚起する力に富んだこの音楽を、外国人が想像のみで描ききっているのは奇跡だ」と言ったのは有名な話である。そして、アルベニスの『アストゥーリアス(伝説)』へと続けられて以降、ほとんど奇跡のような演奏であった。

 今、私はアルベニス『スペイン組曲第1集』の『グラナダ』を練習していて、アンドレス・セゴビアを愛聴している。セゴビアの演奏は言うまでもなく美しい。あたかも共時体験しているかのように、アンダルシアの美が演奏に宿されている。しかし、私はセゴビアの演奏を何度も聴きながら、西村氏のファリャを想い出すのである。
 今になると分かるのだが、あれは美し過ぎたと形容すべき演奏だった。西村氏の演奏は華麗ではないが、燻し銀というほどくすんでもいない。磨き上げた純銀の光沢、それを音にするとこのようになるのだろうという様であった。一夜限りの輝きであったにせよ、私はあの音の光沢に魅せられたのである。スペインにはほぼ毎年旅行しているが、あれほど「本物であろうスペインらしさ」に触れたことはない。
 東京に戻ったら西村氏を連れ出して、飲み潰して問い正してみようと思っていることでもある。【23/6/2008・再掲】


 という「回想・西村正秀」から4か月が経った。連絡を取り合ってもお互いに都合がつかない状態を繰り返しながら、ようやく今日の再会に至った。彼もすっかり顔なじみの「長屋茶房・天真庵」にて、ぬる燗を傾けながら蕎麦をたぐり、すっかり音楽バカになっていた。
 今年10月10日にトッパンホールで彼のリサイタルが開催されるのだが、そのプログラムは彼の闘将ぶりを物語っている。これだけの意欲的で挑発的なプログラムであるにも関わらず、聴きに行けない自分を悔やむばかりである。

 場所を拙宅に移して、‘Castillo del Barón’(カスティーリョ・デル・バロン)を空けた。1999年という古いヴィンテージにも関わらず、刺激的な香ばしさと果実味が同居しているグラン・レゼルバ。
 西村氏が来られなかったら注文することもなかっただろうスペイン・ワイン。品薄とのことなので、追加注文しておいて損はしない一本だった。


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 「宮越屋珈琲 ザカフェ店」でのコンサートは、今回で第5回となります。この空間に置かれてあるベヒシュタインの音は、決して裏切ることがありません。演奏しながら窓越しに見える雪を期待して、12月9日(火)に行います。終演後はそのまま会場にて喫茶会となります。
 本公演は30席限定予約の完全プライベートです。会場の都合上、これ以上の増席はできませんので、当日券は用意できません。予約開始は8月1日、早めのご予約を宜しくお願いいたします。


♪予約受付中(残席10)
AKAMATSU RINTARO PRIVATE CONCERT

  会場: 宮越屋珈琲 ザカフェ店 [MAP]
  日時: 2008年12月9日(火) 開演19時30分
  料金: ¥3,500-(ドリンク付) 
  主催: Office La PARADE
  問合せ: チケット予約専用(TEL 090-1380-0142)

―Program―
  ドビュッシー: 月の光
  バルトーク: ルーマニアのクリスマスソング(コリンダ)
  ムソルグスキー: 組曲「展覧会の絵」

24/8/2008: くもり時々雨(東京)

 品川は高輪口、傘の分だけ余計に圧迫感がある都会の一齣。日曜日の夜だから、と高を括っていたのはたしかに誤算だが、気取ったレストランで食事をと思うのであれば、せめて予約くらいは入れておくべきだった。羽田空港に人を送る途中での下車ゆえ、ホテルで落ち着いたディナーというわけにもいかず、私としたことがまったく不覚の行動だった。

 最終便に近いフライトを見届けたので、帰路の電車はがらんとしたものだった。向かい座席の窓に映る私の髪の毛がぼさぼさだったので、ものすごく侘しく感じられた。気を張っていない人間は、都会に飲み込まれてしまう。東京はそういうところだから、時々疲れる。
 昨日から体調がすぐれないせいもある。押上に戻るまでの時間が億劫だったのは、一駅ごとの停車が、まるで三十路へと向かうカウントダウンに思われたからである。揺れる吊革を眺めながら、『地下鉄(メトロ)に乗って』(2006)という映画が思い出されたのだが、今日だけはあの主人公と同じような表情をしていただろう。傷まみれの20代も、もうすぐ卒業の時。



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23/8/2008: くもり後雨(さいたま)

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 大宮が思わぬ都会ぶりだったのに面食らった一方で、駅西口すぐのところにある大宮聖愛教会は都会の喧騒から忘れられたかのように建っている。そのことがかえって魅力的に感じられ、蔦が覆う緑陰の玄関口はまるで宝石箱の蓋のようなもの。

 思わぬ機会で、長年弾いてみたいと思っていたドビュッシーの『ヴァイオリンソナタ』を演奏することになった今宵。共演させていただいたヴァイオリニストは橋森ゆう希さん、彼女の演奏を知ったのは今から6年も前のことだが、今日まだ20歳という若さである(現在は奨学金を得て、シカゴ芸術大学に在学中)。
 彼女は1999年よりケルン音楽大学特待生として名教授ザハール・ブロン氏に師事していたのだが、私がデュッセルドルフで生活していた頃から、何度かコンサートで伴奏させていただいている。中でも2003年の‘Cecilien-Gymnasium’(チェチーリエン・ギムナジウム)におけるコンサート、2005年の東京リサイタルで共演させていただいた際は、大曲を悠々と弾きこなす豪胆さに驚嘆し、その年齢離れした音楽作りに確実な将来性を感じた。

 再演は来週末、文京シビックホールにて。晴天を望む。


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♪終了しました
K-kunst Seasons's Concert 2008 Summer
Clair de Lune 〜朗読とバイオリンの夕べ〜

  会場: 大宮聖愛教会 [MAP]
  日時: 2008年8月23日(土) 開演19時00分
  料金: 一般¥2,500- 学生¥2,000-
  主催: K-kunst
  後援: 独日文化フォーラム NPO「ヒューマネット」日本支部
  問合せ・チケット取扱い: 渡辺(TEL 080-5538-6407 k_kunst_watanabe@yahoo.co.jp)




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一関バッハ研究会第836回例会 赤松林太郎公開ピアノ講座
  会場: 世嬉の一・石蔵クラストン [MAP]
  日時: 2008年7月1日(火) 開講10:00
  料金: 会費制
  主催: 一関バッハ研究会


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「第52回全東北ピアノコンクール」
  場所: TBC東北放送
  日時: 2008年7月14日(月) 放送15時〜15時54分


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とよたクラシック音楽同好会第109回例会 「ロマン派作曲家たちの交流」
  会場: 豊田市コンサートホール・小ホール [MAP]
  日時: 2008年8月9日(土) 開講14時
  料金: ¥1,000- (ドリンク付)
  主催: とよたクラシック音楽同好会
  後援: (財)豊田市文化振興財団
  問合せ: 都築(TEL 0565-32-7013)、岩城(TEL 0565-31-3039)、長谷川(nkkccay@kjd.biglobe.ne.jp)

22/8/2008: くもり時々晴れ(東京)

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 自宅でプッチーニの『三部作』をDVDで観ながら、ジャンニ・スキッキの娘ラウレッタは「犬なのか猫なのか?」と盛り上がる。たしかにラウレッタをどのように性格付けするかで、ジャンニ・スキッキの父親ぶりが180度変わって見えるわけである。
 先日観劇した東京文化会館でのプッチーニ生誕150年フェスティバル・オペラは、粟國淳さんによる演出だった。そして今日観たものはモデナ市立歌劇場(Teatro Comunale di Modena)のもので、クリスティーナ・ペッツォーリの演出による。あと一つ、メトロポリタン歌劇場(The Metropolitan Opera)公演のものがあり、ジェームズ・レヴァイン指揮、ジャック・オブライエン演出というよだれ物となっている。
 これらを見較べながら、有名なアリア‘O mio babbio caro’(私のお父さん)に導かれるまでのラウレッタを、それぞれ検証してみたいと思っている「A会」である。

 『ジャンニ・スキッキ』の舞台となっているフィレンツェは、いうまでもなくメディチ家が黄金時代を築いた土地である。このオペラで私の大好きなシーンで、ラウレッタの恋人・レヌッチョがフィレンツェ讃歌を堂々と歌い上げるアリアがある―‘Firenze è come un albero fiorito’(フィレンツェは花咲く木のように)。
 今宵はこうしたメディチ家礼賛にふさわしい一本を用意してみたのだが、‘Medici Ermete’(メディチ・エルメーテ)のクエルチオーリ・レッジアーノ・ランブルスコ・セッコは正統なメディチ家の流れを汲む造り手によるものである。フィレンツェを離れたメディチ一族の一人に、ワイン造りを志してエミーリア・ロマーニャ地方へ移った者がいたのだが、それこそが200年もの歳月が経った今日の‘Medici Ermete’なのである。

 このランブルスコ・セッコは、濃縮したグレープジュースを泡立てたような洒落気がある。軽やかなブルーベリーの果実香、しかし落ち着きはらった味わいは、値段で決して計れない品格にほかならない。
 思いがけない誕生日プレゼントとして久保忠廣さん作の黄瀬戸の皿をいただきばかりなので、これまたいただいたばかりの野菜をたっぷり盛って、仕入れたばかりの14か月熟成パルマ産生ハムを頬張った。


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21/8/2008: くもり一時雨(東京)

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 前回は‘Laurent-Perrier’(ローラン・ペリエ)のキュヴェ・ロゼ・ブリュット、その前は‘Château Branaile Ducru’(シャトー・ブラネール・デュクリュ)の1994年ものを空けている「A会」。今日は久しぶりの開催となるが、気がつけば参加者は7人。上京してきた者が2人、それぞれが葱を背負ってきてくれるのも楽しみの一つ。
 当会は私のオペラ愛好を存分に満たすことを目的としている、極めて自己中心的な宴である。同時に「ええ会やったなあ」という美食も追求したいために、ワインに合う食事を作ることに精を出すわけだが、結局はちゃんぽんになってアルコール度数の目盛りを回していっては、「男と女」の話に終始しているような向きすらある。


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 今秋も大好きな七尾で演奏させていただくことになりました。昨年11月に初めてコンサートを企画していただいた際に、多くの方々のご支援をいただいて以来、特に七尾音泉感動協会やカフェ・モリタートの音楽を愛する強い気持ちを感じています。今回は「カフェdeクラシック」も第3回、題して「おしゃべりハローウィン」ということで、終演後は皆さんで楽しくチーズケーキセットをいただきましょう。

 北陸公演は3日間にわたりますが、その初日となるカフェ・モリタートでの「赤松林太郎 カフェdeクラシック」は、30席限定のライヴです。前売券のみとなっていますので、ご予約はお早めにお願いいたします。


♪チラシを更新します
赤松林太郎 カフェdeクラシックvol.3 〜おしゃべりハローウィン〜

  会場: Café MORITAT [MAP]
  日時: 2008年10月31日(金) 開演19時30分
  料金: ¥3,000-(ケーキセット付)
  協力: 七尾音泉感動協会
  問合せ: Café MORITAT(TEL 0767-53-4522)

―Program―
  シューマン: トロイメライ
  シューベルト: 即興曲 変ト長調 op.90-3
  ショパン: ポロネーズNo.6 op.53「英雄」
  リスト: リゴレット・パラフレーズ
  ドビュッシー: 月の光
  ファリャ: 火祭りの踊り
  グラナドス: ゴイエスカス〜「嘆き、またはマハと夜鳴き鶯」
  リスト: ラ・カンパネラ

20/8/2008: 晴れ後くもり(東京)

 リストの『ノルマの回想』を聴く機会は、必ずしも多いとは言えない。残されている録音物もそれほど多いわけではなく、すっかりコレクター熱が冷めたせいもあるのだが、私はわずかに6枚のCDを持っているだけである。とはいえ、ヨーロッパ在住時にはキラーイ・チャバを含めて何人かのリサイタルで聴き、また国際コンクールでは入賞者が切り札として演奏するのを聴く機会があった。
 いつもはグレゴリー・ギンズブルグ(1948年録音)の演奏を聴いているのだが、カーロイ・モチャーリ(1990年録音)やエリック・ハイドシェック(1994年録音)といったギンズブルグとは好対照なものと聴き較べてみることで、この作品の美質や、この作品に対するギンズブルグのアプローチを解き明かすきっかけとなる。

 先の記事で紹介したキーライ・チャバより以前に、2002年12月4日にパリの‘Cité de la musique’(シテ・ド・ラ・ミュージック)におけるジョヴァンニ・ベルッチ(Giovanni Bellucci)のリサイタルで聴いている。その事実をまさに今思い出したわけだが、彼の奇跡のような名演がつい昨日のことだったように思われるのだから、ブゾーニが語った「これを聴いて感動しないようでは、まだリストを極めたとは言えない」というのは真実なのだろう。
 当時のブログにその時の文章が残っていたので再掲する。読み返してみるとまったく用心深くない、ただ呆れるばかりの文章なのだが、ベルッチの名演を紹介する上では有益だと判断した。


 リストの栄光の影にはタールベルクやカルクブレンナーなど別の光があったわけだが、19世紀中葉におけるリストの超絶技巧がグラン・オペラの全盛に相乗する形で栄華を極めたことを思い返す。クララ・シューマンはオリジナルを改作して超絶技巧を誇示するリストを疎ましく思っていたとさえ伝えられているが、リストは「トランスクリプション」と「パラフレーズ」とを区別することで、彼なりに原曲に対する敬意を示していると考えることもできる。

 今宵のピアノ独奏はジョヴァンニ・ベルッチ、第1部で演奏された作品はヴェルディの『アイーダ』より「聖なる踊り」と「二重唱」、『ドン・カルロ』より「王を讃える合唱」と「葬送行進曲」、ロッシーニの『ウィリアム・テル』序曲、ヴェルディの『リゴレット』によるパラフレーズ。第2部はベッリーニの『夢遊病の女』によるコンサート用大幻想曲、ヴェルディの『イル・トラヴァトーレ』より「ミゼレーレ」、ベッリーニの『ノルマ』による回想。
 シフラや若きカツァリスを彷彿させるベルッチの超絶技巧は、とりあえず並のクラスではない。しかも超絶技巧が表現の服飾品にとどまり、オペラにおける「歌う」という根源的な要素を最後まで貫いた。いや、それが出来るからこそ超絶技巧が活きるというものだが、マントヴァ公爵の甘い夜這いのセレナードが限りなく魅力的な場面を主題にしたリストの思惑を多くのピアニストが見失っている中、ベルッチの歌い回しは古き良き時代のジーリを偲ばせるもので、それは強い印象として残っている。【4/12/2002・再掲】


 キラーイやベルッチのようにファナティックな感動を喚起するものを名演だとする一方で、ギンズブルグのような演奏もまた名演と言わなければならないのである。次回からはギンズブルグの演奏様式が目指したものを、この作品を通して検証していこうと考えているのだが、彼の演奏を聴けば聴くほどに、「作品を規定してしまうほどの名演」の類であることを痛感している。
 ブダペスト在住時に、私は次のようなことを書いている。不完全な文章ではあるが、これを読み返す時、ギンズブルグの演奏がなぜ「(この)作品を規定してしまう」のか、はっきり示さなければならないと思うのである(ここでの一連の考察は、後の論文への足掛かりとしたい)。


 さて、時に演奏家は、作曲家あるいはその作品を規定してしまうほどの名演を残す。キルステン・フラグスタートが苦悶するイゾルデであったり、マリア・カラスが絶叫するトスカであったり、ブルーノ・ワルターが説いたマーラー『交響曲 第1番』、フィッシャー・ディースカウが語る『詩人の恋』、ウラディーミル・ホロヴィッツが慟哭するチャイコフスキーやラフマニノフの協奏曲、ジョルジュ・シフラが人類を驚愕させたリスト『半音階的大ギャロップ』など、挙げればきりはない。
 異論はあるかもしれないが、事実として、いずれの場合も、その演奏なくしてその作品を語ることはできない。当該する演奏家としては本望であろう。

 プーランクの場合も、作品の魅力を知らしめた名演奏が残っている。「作品を規定してしまうほどの」ものかどうかはともかくとして、プーランク生誕100年を記念して制作された室内楽全集(BVCC-37039/40)は、圧倒的である。
 例えばプーランクの『六重奏曲』だが、‘Les Vents Français’(レ・ヴァン・フランセ)の前身となる六重奏[Eric Le Sage(pf)/Emmanuel Pahud(fl)/Francois Leleux(ob)/Paul Meyer(cl)/Gilbért Audin(fg)/Radovan Vlatkovic(hr)]の演奏は、プーランクらしい「粋」な仕上がりとは必ずしも言えないものの、これを聞いたら二度と忘れることのできない快感を、この作品に覚えることになる。

 木管楽器への嗜好が強かったプーランクらしく、『六重奏曲』では万華鏡のように華やぎを各ソリストに与えている。そして各楽器にソナタを書いたように、この『六重奏曲』にも技巧の限りを要求した、まさにガラ・コンサート的装いがある。軟派なアンサンブルではとても太刀打ちできない代物になっている。
 フランシス・プーランクが自作自演(ピアノ担当)している演奏も残されているが、やはり「作曲家ピアニスト」の技術では破綻を生じざるを得ない箇所も少なくない。そういう点で、作品の魅力を最大限まで引き出す技巧を持っているアンサンブルは、やはり尊いのである。【7/1/2007・再掲】



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20/8/2008: 晴れ後くもり(東京)

barondebreban_brutbrancdebl ワインの勉強を始めようと先日書いたばかりなのだが、ちょうどその日は‘Baron de Bréban’(バロン・ド・ブルバン)のブリュット・ブラン・ド・ブランを空けて、2005年ものの‘Château Pesquié Cuvée les Terrasses’(シャトー・ペスキエ・キュヴェ・レ・テラス)を飲んだ。
 特に後者は、そのあまりの破格の安値に驚かされるような内容だった。ロバート・パーカー(Robert M. Parker, Jr.)氏によるパーカーポイント(PP)で92点という驚異の点数を叩き出した代物で、猛暑の2003年よりもポイントを伸ばしている。パーカーポイントはあくまでパーカー氏の個人的好みを表現しているにすぎないが、私のような学習者にはやはり一つの目安となる。

 前者のスパークリング・ワインだが、これも素晴らしいヴァン・ムスーだった。ヴァン・ムスー(vin mousseux)とは周知のとおり、シャンパーニュ地方で作られているシャンパン(champagne)以外のフランス産スパークリング・ワインの総称である。シャンパンではないので値段自体はかなりリーズナブルなのだが、『ワイン王国』2005年7月号(No.27)のブラインドテイスティング企画で最高満点の5つ星を獲得している逸品。
 絹のような肌理の細かさが印象的で、様々な果実やスパイスを混ぜたような複雑な香りが湧き上がってくる。そした硬度の高いミネラルウォーターを飲んだようなまったり感と輪郭のはっきりした酸味が、最後まで舌の上でバランスよく共存している。

 極めて初歩的な確認だが、ブリュット(brut)とは6段階に分けられた甘味度の2番目にあたり、エクストラ・ブリュット(extra brut)に次ぐ極辛口のことである。そして、ブラン・ド・ブラン(blanc de blancs)というのは直訳すると「白の白」、つまり白葡萄だけで造った白ワインを指す。
 シャンパンの特色は、黒葡萄(または赤葡萄)と白葡萄を混ぜて使うところにある。黒葡萄はピノ・ノワール(Pinot noir)とピノ・ムーニエ(Pinot meunier)、白葡萄はシャルドネ(Chardonnay)。この3種類の葡萄からそれぞれ辛口の白ワインを造り、それをブレンドして瓶詰めの状態で二次発酵させる。ブレンドの比率は、黒6〜7割に対して白3〜4割くらいなのだが、生産者によってその比率は異なり、シャンパンの味を決定づけることになる。黒葡萄の比率が高いとこくのあるしっかりとしたシャンパンができ、白葡萄が多いと優雅でソフトな舌触りになると言われている。つまり、シャルドネだけを使ったブラン・ド・ブランは繊細で上品な味わいで、高級シャンパンとして扱われている。ちなみに‘Baron de Bréban’のブリュット・ブラン・ド・ブランは、ユニ・ブラン(Ugni blanc)80%、シャルドネ10%、コロンバール(Colombard)10%でできている。
 葡萄の品種については『Winart Book わかるワインシリーズ―ワイン基本ブック』が丁寧なので、重宝している。



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 紅葉深まる秋の京都、知恩院が毎年行っているライトアップ期間中に、国宝として知られている御影堂で昨年に引き続きコンサートを行うことになりました。今年のライトアップは11月8日から始まりますが、私が担当するコンサートは11月15日、18時からと19時からそれぞれ異なるプログラムで30分ずつの演奏となります。
 ライトアップ期間中、知恩院の一般拝観は16時までとなっており、ライトアップの入場受付は17時半から始まります。コンサートは入館者のうち先着順になります。

 知恩院ライトアップ2008は、東山三十六峰を背景に聳える国宝三門、友禅染めゆかりの宮崎友禅翁が祀られている庭園・友禅苑、徳川家の栄華を偲ばせる国宝御影堂がライトアップされて闇夜の境内を浮き上がります。また、京都市指定の方丈庭園など知恩院のライトアップは、華麗で素晴らしく優雅な世界をかもし出しています。幻想的な京都の夜を感じに、どうぞ多くの方においで下されば幸いです。


♪お知らせします
知恩院ライトアップ2008 赤松林太郎クラシックピアノコンサート

  会場: 浄土宗総本山知恩院・御影堂(国宝) [MAP]
  日時: 2008年11月15日(土) 開演18時&19時
  料金: 大人¥800- 小人¥400- (17:30-21:00のライトアップ期間中)
  主催: 浄土宗総本山知恩院
  後援: 京都府、京都市、(社)京都府観光連盟、(社)京都都市観光協会、(財)京都文化交流コンベンションビューロー、京都商工会議所
  協賛: 西日本旅客鉄道株式会社・京都支社、京阪電気鉄道株式会社、古川町商店街振興組合、宮崎友禅翁顕彰会
  協力: 東海旅客鉄道株式会社
  問合せ: 浄土宗総本山知恩院布教教務部(TEL 075-531-2157)

―18h00 Program―
  ドビュッシー: 版画〜「塔」
  ファリャ: 火祭りの踊り video 11/5/2008釧路LIVE
  フォーレ: 舟歌No.4 op.44
  グラナドス: ゴイエスカス〜「嘆き、またはマハと夜鳴き鶯」
  リスト: リゴレット・パラフレーズ recording 16/2/2005岩舟LIVE

―19h00 Program―
  ブラームス: 主題と変奏 ニ短調(弦楽六重奏曲No.1に基づく)
  メンデルスゾーン: デュエットop.38-6
  グリーグ: ソルヴェーグの歌
  リスト: ラ・カンパネラ video 11/5/2008釧路LIVE

19/8/2008: くもり後雨(東京)

 ハンガリーの中堅ピア二ストにキラーイ・チャバ(Király Csaba)という名手がいる。40歳を超えたばかりのピアニストで、ハンガリーではよく聞く名前だった。ピアニストだけではなくオルガニストとしての活動も忙しく、聖マーチャーシュ教会でのコンサートや録音も多い。
 私が彼の名前を知ったのは、‘HUNGAROTON’(フンガロトン)からリリースされている幾つかのCDによる。‘HUNGAROTON’の極めて意欲的なセットの中に、リストが編曲したベートーヴェンの9つの交響曲を収録しているものがあり、キラーイ・チャバが第9番を担当している。いわゆる『第九』のリスト編をめぐる悪戦苦闘の日々を、私は臥薪嘗胆の思いで送ってきたので、若き日のシプリアン・カツァリス然り、この曲を収録しているというだけで、そのピアニストの実力の程が痛感できる。

 さて、これから少しずつ書いていこうと思っているのが、リストの『ノルマの回想』についてである。長年弾きたいと思っていたこの曲だが、2007年3月3日にリスト・フェレンツ記念博物館(Liszt Ferenc Emlékmúzeum)主催のマチネー・コンサートでキラーイ・チャバが見事に演奏したのを聴いて以来、虎視眈々と時が来るのを待っていた。今年度下半期で私のプログラムの中核を担うことになる大曲なのだが、リストが残した膨大な作品の中でもとりわけ難しいことで知られている。

 この難曲に挑むきっかけとなったキラーイ・チャバの演奏を聴いた後、当時のブログ記事に文章を認めていたので、該当部分のみ以下に再掲する。そして、今後の考察における初手としたい。


 まこと彼は斑気の多いピアニストなのである。魅力を生むか瓦解を生むか、その結果は気分次第なのである。その無調和な性格も含めて、芸術家らしさとして愛すべきものなのだろう。

 『ノルマの回想』では、すべてが好転した。
 杭を打ち込むような鋼のようなタッチには、しなやかさと微妙なコントロールが加わり、和音は立ち上がりから大オルガンを想起させる重厚な響きが得られるようになった。まさに冒頭のファンファーレがそうである。

 下降形のアルペッジョ。リストのようにあらゆる和声で(しかも高速で)展開される場合、非常に難しい技術と習練が要求されるのだが、キラーイは鍵盤をわしづかむようにそれを弾くのである。1の指(親指)を潜らせる時に、次の指(大体は4の指)がスタンバイしているのが基本だが、彼の場合はそれに加えて、すべての指のばねが尋常でない強さを発揮しているのである。

 そもそもアルペッジョは、華麗な雰囲気を演出する低コストのテクニックだが、意外なことに、リストが利用することは少なかった。絢爛豪華なアルペッジョで鍵盤を縦横無尽に駆け巡る中で、雄々しいテーマを歌わせるという作風は、リストの好敵手だったジギスモント・タールベルクが得意としたものである。「3本の手」を持つピアニストとして一世を風靡した人である。例えば、『「モーゼ」の主題による幻想曲』(op.33)で見事に発揮されているのだが、この曲はリストとの対決でタールベルクが自信を持って勝負に出したものだった。
 リストは『ノルマの回想』のクライマックスにおいて、『モーゼ幻想曲』の場合と同じト長調で、長大なアルペッジョに基づく主題の拡充を行っている。これはリストがタールベルクから影響を受けた結果と見るのが自然だろうが、最後まで高雅な雰囲気を失わないように配慮していたタールベルクと違って、オクターブの連打を交えて加圧していくあたりが、やはりリストらしい高揚の作り方である。このあたりは、当時のカリカチュア(風刺画)で両者を較べてみると面白い。

 リストは数多くのトランスクリプション(編曲もの)を残しているが、この『ノルマの回想』は音楽的にも技術的にも、他の追随を許さない高度なものとなっている。同じ規模の作品として、『ドン・ジョヴァンニの回想』や『「フィガロの結婚」の主題による華麗な幻想曲」などが挙げられるが、いずれも『ノルマの回想』の完成度には及んでいない。
 ベッリーニの魅力的なモティーフにもよるのだが、「ピアノを歌わせる」というロマン派的な美質を超絶技巧と見事に結合させて、圧倒的な世界を見せつけたのは、キラーイの演奏であった。伸びやかなベル・カント、地響きのようなオクターブ、津波のように襲いかかるアルペッジョ、そして飽和量を超えても膨張を続けさせる音楽作りに、何度も生唾を飲まされた。やはり本日の奇跡と認めざるを得ない。【3/3/2007・再掲】


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19/8/2008: くもり後雨(東京)

 「残暑」になってからの暑さは、どうも猛暑とは違うものがある。息苦しい。そのためか、喉がかっとなるような辛口のジンジャエールが無性に飲みたくなる。やはり‘WILKINSON’(ウィルキンソン)かしら?
 こうまで暑いと、暑気払いにバカ騒ぎをしたくなる。明後日は久しぶりの「A会」を兼ねて、仲間たちと盛大なバカ騒ぎをする。今朝も14か月熟成パルマ産生ハムがたっぷり200g届けられ、ワインはさらに半ダース届くことになっている。まずは景気づけに‘Moët & Chandon’(モエ・エ・シャンドン)を抜く予定。

 私も来週でいよいよ三十路だが、祝ってくれるという宴は9月上旬まで続く。郵便や宅急便でプレゼントも届き始めていて、本当にありがたい。
 今日は一足早く息子の誕生日。心の中で祝うことにする。明日も明後日も、私にとってはいつまでも大事な人の誕生日。人生わずかに30年生きているだけだが、振り返るまでもなく多事多難である。この濃さに自分でも時々疲れるが、そういう私を育て続けてきてくれた両親は、どれだけ疲れきったことだろうか。とほほ。


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